HOT ! 大正・昭和レトロな工芸品「入莨巻彫木」

落し蓋式桐箱の蓋表には、右→左書きで「入莨巻彫木」、右端には朱文落款も見られます。茶道具　越前蒔絵師　宮田宗景作　唐松蒔絵　中棗　共箱　V　R5280。「松一？刀」の三字「松一？」が作者名、続く「刀」で彫刻家を示しているのではないでしょうか。藤井朱明 朝日 花瓶 共箱 美品 日展人気作家 人間国宝。「入莨巻彫木」の読みは「きぼりまきたばこいれ」です。231『鼠志野 火入』　　/骨董品 古美術 茶道具 アンティーク。従って、商品は戦前のもので、桐箱の作り、落し蓋裏の箱書きなどからも年代を感じます。骨董　時代ガラス　空色　練りガラス　反り口　向付　氷コップ　ウラン②。【莨入】四方盆：１７．７×１４．４×１．９、重さ７２／蓋有寸：１３．３×１０．３×５．０、重さ１３２／身内寸：１１．８×　８．８×２．９／【桐箱】２０．５×１７．５×８．０、重さ２３１（莨入含）４３５／現在ではテーブルに置かれた灰皿を見るこはほぼありません。扇子　33cm 十松屋福井扇舗　鬘扇　妻紅　花の丸図　仕舞扇　能楽　着物。８０年、９０年の経年品と思われ、相応の汚れは否めません。茶道具　高取焼　喜恵造　肩衝茶入　宗薫綴子　雨龍間道　仕覆付　共箱　MR7829。。真鍮　金属製【双竜】彫刻 壁掛け　アンティークインテリア　運気向上　縁起物。落款は「翆朽？荘」でしょうか？判読は難です。また、蓋裏の箱書きは「翆朽？荘　松一？刀」、朱文落款は蓋表とは異なるようですが判読できません。490『備前 ふくろう』　　/骨董品 古美術 茶道具 アンティーク。朝鮮美術　李朝　高麗白磁　染付　花文　壺　V　R7906C。ちなみに、「翆朽荘」はかつて播磨国揖保郡に存在した荘園で、現在の兵庫県太子町・姫路市・たつの市付近の所在、荘名は法隆寺があった大和国の斑鳩に由来、とされた説明は見つかりましたが、商品との関連性は不明です。桐箱に収められた四方「莨盆」に置かれた「莨入」の被せ蓋には、いっぱいに牡丹の花が彫刻、色付けされています。瀬戸焼　黄瀬戸　古瀬戸　鉢　時代箱　C　R7903C。鉄瓶　霰文。「巻莨」は紙巻莨（煙草）のことで、日本で最初に作られたのは明治初期、紙巻煙草は文明開化のシンボルとなり、次第に流行、明治中期の日清戦争の頃から一気に普及していった、と説明されています。また、現在の横書きは左→右書きですが、統一されたのは終戦（１９４５年）後です。茶道具　人間国宝　釜師　高橋敬典作　平丸筋入釜　鉄釜　共箱　M　R5291B。中国　康煕御製款　紫砂　朱泥　急須　茶壷　C　R5362E。製作は大正～昭和初期だと思います。大きさ（㌢）重さ（㌘）はおよそ次の通りです。Ｓ５７１　水指　『香春焼』『山岡徹山作』　共箱　茶道具。茶道具　輪島塗　乾漆　鬼灯　ほうづき　香合　時代箱付　M　R5284。健康上の問題で煙草はマイナスイメージが強く、愛煙家は肩身の狭い思いをされているのではないでしょうか。出品の「入莨巻彫木」は、大正～昭和初期に製作されたと思われる工芸品ですが、箱書き、落款の判読が難しく、彫刻家を特定できていません。茶道具　加賀蒔絵師　中村孝也作　山葡萄蒔絵　蔦香合　共箱　M　R5426。清昌堂やました謹製　黒漆　藤花金蒔絵　仙叟好　掛絡香合　共箱　V　R5375。使用状況は分かりませんが、目立つような損傷はほぼありません。彫刻家を特定していただき、大正・昭和レトロだけでなく文化遺産の一つとしてコレクションに加えていただければ幸いです。中国　孟臣銘　紫砂　朱泥　漢詩刻　急須　茶壷　M　R5369