HOT ! 茶道具「嶋台茶碗　金銀一双（大樋焼　加州（西坂）方南作）」

正月の初釜、濃茶に使う金銀箔を貼った一双の嶋台茶碗です。高台は、金は五角形で鶴を、銀は六角形で亀を、表わすお目出度い、初釜には必需の茶碗です。共箱入り、蓋には箱書き「大樋焼（おおひやき）」「島台茶盌」「加州方南造（かしゅうほうなんづくり」、「方南」の白文印が見られます。なお、「島台」は「嶋台」とも、茶人は「茶碗」ではなく「茶盌」を用いるとか。「大樋焼」は、京都の伝統的焼物「楽焼」の技法を今に伝える、石川県金沢市にある３５０年の歴史と伝統のある「脇窯（わきがま）」。当時、京より茶碗造り師とし金沢に同道した「長左衛門」が「大樋焼」の初代。なお、「脇窯」とは、京の「楽家」代々の本窯に対し、本家の別家として新たに窯を起こした窯元の総称。「方南」は、国宝や文化財その他の国家レベルの研究者「田山方南」が有名で、作陶も手掛けたようです。茶道具、古美術品。宮内庁御用命　真玉園　加藤靖彦作　染付水雲文　茶碗　共箱　V　R5275。中国　古銅青銅　神獣　置物　時代箱付　V　R5200。茶道具　京焼　野々村仁清作　色絵　竹下群花文　茶碗　時代箱付　M　R5269。584『座っている のらくろ』陶器　　/骨董品 古美術 茶道具 アンティーク。渋草焼　渋草柳造窯　染付　唐子花唐草文　瓢箪瓶　M　R5287B。中国　青花　果実文　双耳天球瓶　合わせ箱付　M　R5232B。【茶道具】　森里陶楽　クリスマスリース茶碗　(共箱)。茶道具 南禅寺 牧雲老師 竹茶杓 シミ竹 銘 岩清水 宗泰 共箱。骨董　時代ガラス　貝巻き栓付き　カナリアイエロー　ボトル　No.入り　ウラン。真鍮　金属製【双竜】彫刻 壁掛け　アンティークインテリア　運気向上　縁起物。茶道具　越前蒔絵師　宮田宗景作　唐松蒔絵　中棗　共箱　V　R5280。490『備前 ふくろう』　　/骨董品 古美術 茶道具 アンティーク。朝鮮美術　李朝　高麗白磁　染付　花文　壺　V　R7906C。骨董　時代ガラス　電笠系　線巻き　赤リップフリル　ベース　花器　ウランガラス。上手物 古伊万里 金彩錦 春寒鉢 膾皿 中鉢 2客。芳幽軒　加藤石春作　黒楽　菓子器　共布共箱　M　R5391。桐茶箱セット、7点付き、おき25番。骨董　時代ガラス　レトロ　エナメル脚付　花紋　瑠璃色暈し　逆さ富士　３種３客。中国　南宋　官窯　青磁　金絲鉄線　氷裂文　建水　時代箱　C　R7755。K595⭐︎梅泉造 菊花象嵌 鉄瓶 茶道 急須 アンティーク。遺品整理◼️蔵からかなり雰囲気のある抹茶茶碗が出て来ました。一方、出品の作者「加州方南」は、石川県金沢市で活躍した陶芸家「西坂方南」のようです。「加州」は加賀（石川県）の別名。「西坂方南（～昭和４９年）」は「大樋焼」の八代「大樋長左衛門（江戸末～昭和２年）」の門人で、主に茶陶を手掛け、飴釉茶碗や黒茶碗などは京都でも評価を得る。画像写真１２、１３で「方南」の銘印が見られます。不鮮明な点はご容赦下さい。古美術品？として購入、自宅保管されていたものです。「西坂方南」の没年（昭和４９年）から考えて、製作は５０年以上前だと考えられ、共箱は汚れや変色、キズが見られます。使用状況は分かりませんが、画像写真から金銀箔の剥がれは少なく、汚れやキズ、欠け、割れなどはほぼありません。良好な状態の美品と言えます。大きさ（㌢）重さ（㌘）はおよそ次の通りです。【五角高台金茶碗】高さ５．９、口外径１５．２、内径１４．３、高台０．８、五角対向６／重さ４６０／【六角高台銀茶碗】高さ５．６、口外径１８．５、内径１７、２、高台０．８、六角対向７．５／重さ５７５㌘／【共箱】縦・横２０．５、高さ１２．５／重さ５６５／金沢の地で「楽焼」の伝統・技法を今に伝える「大樋焼」陶芸家「西坂方南」作の嶋台茶碗です。５０年以上の経年品ですが、使用が少なかったのか、金銀箔の剥がれも少なく汚れや傷はほとんど見られない美品です。「楽焼」との違いは分かりませんが、茶道具として活用していただければ幸です。